不健康体彷徨記

この間、衝動的に近所をランニングした。 衝動以外の何物でもなかった。暇に任せて曖昧な物思いに身を委ねれば、やがて自分の半生や将来のことにまで考えが及び憂鬱になると相場が決まっている。その日も例に漏れず安っぽい絶望(笑)に駆られ全てを投げ出し…

インド神話

は?とお思いのことと存じます。 これまで仄暗い部屋の隅でブルーライトに炯々と目だけをギラつかせながら怨念渦巻く記事を綴り上げてきたというのに、この期に及んでこの無駄にスケールのデカいタイトル設定は一体全体どういう風の吹き回しだと。 単刀直入…

泥舟

思考に占める憎悪の割合が日増しに肥大する。 溢れる憎しみに脳味噌がとっぷり浸かっているような感覚がある。渦巻く憎悪に絡め取られて一歩も動けない。 この憎悪の大半は社会に対するものではない。この社会に対する違和感や嫌悪感も勿論あるが、それ以上…

不知火

喉が渇いた気がするからコンビニに行く。 リュックの底の財布を漁り、よれたパーカーを羽織る。イヤホンを耳に押し込んで聴き慣れた音楽を再生する。外界の音が流れ込んでこないように、音量は気持ち大きめに。マスクだって忘れない。醜い顔を隠せるから好都…

大変なこと、悲しいこと、悔しいこと、恨めしいことばかりが自分の人生を占めているように思う。楽しいことや嬉しいことが全く無いわけではないけれど、苦しいことが日々のささやかな幸せを隅に追いやってしまう。そうして知らぬ間に幸せを幸せとも感じられ…

自己分析

珍しく手持ち無沙汰に耐え兼ねるので、自己分析でもしてみようと思う。 そもそも私は、就活の為の自己分析というものをまともにしたことがない。なぜなら、就活用の自己分析には少なからず「社会における自らの有用性・有益性」を炙り出すものとしての側面が…

「疲れた」という独り言で我に返ることが増えた。 以前と比べて行動量が増えた訳でも密度が増した訳でもない。ただ、しなければならないことが日々静かに募っていくのを、見ているだけ。 目の前の課題ひとつ、手をつける気力もない。 そんな毎日が続く。課題…

そうですか

まだ遠くにいるな〜と思って少し目を離していたところ、気付いたら卒論に羽交い締めされてました。あの世でもう一度死んだような気持ちです。そういう訳で卒論が一段落するまでブログの更新はできそうにありません。とはいえネット離れを断行するほどの意志…

化けの皮

いつかせねばと思っていた話をします。 いつか話さなければと思っていたのですが、それは自分にとって勇気が要ることだったので遠ざけてしまっていました。なぜなら、この話をすることは自分のブログを読んでくださる方を否定することになってしまうかもしれ…

意味

「生きる意味がわからない」という陳腐な悩みを抱えている。この疑問がこんなにも手垢に塗れているのは、この問いが沢山の人を悩ませ、時に死なせてきたこと、そして、多くの時間や命の犠牲を経てなお、問いに対する普遍的な答えが未だ与えられていないこと…

仰々しいタイトルだなぁ。 でも自分にとっては大きな命題のひとつなのだ。 先日の記事に書いた"努力"と同じでこれもまた自分にとってひとつの呪縛になっているのだが。呪い多いな。自分は何か禁を犯したのだろうか。 冗談はさておき、もうずっと長いこと善に…

何も思いつかない。 なら書くなという話だけれど、三日坊主の自分に抗いたい気持ちが少しあるのでブログを開いてみた。ぜひその心意気を就活に向けて欲しいのだが、なかなかそうもいかない。今日はたった1時間半程度だけど、耐え難きを耐え忍び難きを忍んでW…

紫煙

今日もまた、ここにいます。 開くべきはリクルートサイトであり、綴るべきは志望理由と自分の価値なのに、仄暗く湿った言葉を吐くことしかできずにいます。 でも実はもう、書くべきエントリーシートがありません。提出を見送るうちに、締切に追われることは…

億劫

天女が百年に一度空から舞い降りて、身に纏った羽衣で山の岩肌を撫でる。それを幾度となく繰り返すと岩山が削れやがて平地になる。それまでにかかる時間の長さを"一劫"と表現するらしい。 そして、その一億倍の長さに当たるのが"億劫"。 途方もない時間と労…

雨降ってきた。 雨は嫌いだけど、雨音は好きですね。 ベランダの手すりから落ちて爆ぜる雨粒を眺めるのも小気味良い。 湿気で生暖かくなった電車内だとか、浸水しきった靴だとか、乾く気配のない洗濯物だとか、雨が誘うのは大抵気の滅入る記憶ばかりだから、…

貴重なお時間を割いて先の記事をお読みくださった皆様、本当に本当にありがとうございます。(ここで言う!?)(TL上だと場違い感が否めないような気がしたのでここで言わせてください) あさましくも心の端ではお一方でも読んでいただけたら嬉しいななどと思い…

なぜだろう

来るはずのないやる気を待つのもくたびれた。 日に日に思考力は落ち、注意力も散漫になっていく。 明日の自分は、きっと今日よりも無能だと思う。 だから今日のうちに少しだけ考えてみる。 意味などない。価値もない。 それでもよろしければ、ぜひ。 就活を…

社会から、生活から、自分から逃げ続ける人間のなり損ねの情けない啜り泣きです。